この記事では、無痛分娩を選んだ理由と順天堂病院にお世話になることを決めたポイントをまとめました。
無痛分娩を選択した理由
分娩方法は「無痛分娩」を選択しました。
日本で行われている分娩方法は、お腹を切って赤ちゃんを取り出す「帝王切開」と経膣で行う「自然分娩」と「無痛分娩」(和痛分娩と呼ばれることもあり)があります。自然分娩と無痛分娩の二つの大きな違いは、麻酔を打つか打たないかです。
なぜ無痛分娩を選択したのか。
痛いのは嫌だから
(辛いつわりや体調不良を十月十日耐えてからの命懸けの無麻酔出産とか無理ぃ
これに尽きます。
え、虫歯の治療だって麻酔するのに、皮膚をちょっと深く切ったり広く切ったりしたら麻酔して縫合するのに、無麻酔で人間を股から出すとか私には無理です。。。まして、産後は下半身がズタボロになることが確定しているわけです。交通事故並みの外傷ダメージを負うを言われている出産直後に控えている育児。我が子の育児に向けて少しでも体力を温存するためにも、麻酔は必要だと判断しました。
また、我が家は夫が育児休暇を取得できないため、どうしても私の負担が大きくなることが予想されています。産後ダメージは無痛分娩の方が回復が早いと言われているようなので、ここも大きなポイントでした。
無痛分娩のメリット・デメリット
以下にて、私が考えるメリットとデメリットをまとめてみました。主観ですので、あくまで参考程度にしてください。
- メリット
- 人生で体験する最も辛い痛みを緩和することができる
- ストレスを大幅に軽減することができる
- 会陰裂傷になる可能性が減る
- 産後の回復が早い
- 産後に穏やかな気持ちで赤ちゃんと対面できる
- デメリット
- 器械分娩になる割合が増加する
- 会陰切開になる可能性が増える
- ごく稀に副作用として頭痛や尿閉が起きる
- 追加で費用がかかる
順天堂病院を選びました
さて、無痛分娩を選択した我が家ですが、問題は産院選びでした。
都内では全国でも無痛分娩対応している産院が多いですが、実は条件付きであったり、住んでいる地域によっては分娩予約ができなかったりしますので、注意が必要です。
私たち夫婦の産院選びのポイントをまとめました。
24時間麻酔科医が複数常駐しているか・・・HPに無痛分娩対応可と記載があっても、実は「麻酔科医がいる昼間しか無痛分娩に対応してません」があるんです。麻酔科医が複数在籍しており、24時間対応してもらえる産院がマストでした。また、持病やハイリスク妊婦のみ無痛分娩を選択可能というところもあるようです。
無痛分娩の実績がある・・・無痛分娩対応しているよ!と謳っていても実績が全然なければ、正直不安ですよね。
ICU・NICUがある・・・夫の産院を選ぶ第一条件でもありました。個人クリニックだとどうしても対応できない不測の事態の際に他の大きい病院への搬送が必要になることがあります。大学病院など総合病院では、ICU・NICUがあるところが多いので、命がけのお産での不測の事態に院内ですぐに対応できるので安心できますよね。
自宅から30分圏内である・・・出産兆候が始まってから産院まで移動する手段は主に車やタクシーとなります。家から遠いと車中でお産が始まってしまったり、大量出血しているような緊急対応が必要な時に病院へ着くまでに時間がかかってしまったりというリスクがあります。
順天堂病院では、1916年に与謝野晶子氏に日本で初めてとされる無痛分娩を行った記録が残されているそうです。さらに、2014年に産科と麻酔科が協力して24時間無痛分娩に対応できるようになりました。無痛分娩の実績があり、上記の条件を全て満たしているのが順天堂病院でした。
また、産院選びで参考にしたHPを以下にリンクしておきます。
- 「順天堂病院産科」http://www.j-obstet.com/
- 「厚生労働省HP 無痛分娩取扱施設一覧」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/AA10K-0000186912.html
お産はお産、自分が納得できる方法を選ぼう
私は無痛分娩を選択しましたが、無痛分娩を推奨しているわけではありません。
帝王切開でも計画無痛分娩でも、どんなお産もお産には変わりないと思っています。(ドラマのコウノドリでもサクラ先生が言ってましたね)
母親が十月十日、目まぐるしく変化する自分の身体と向き合い、頑張ってきた末に人生で一番辛いと言われる痛みを経験し、我が子と会うために最後に命懸けで頑張るのがお産だと思います。
そして、頑張るのは自分自身です。自分が納得できる・頑張れる方法で出産することが大事だと思っています。
無痛分娩を選択することで、身内や外野からもしかしたら何か言われることもあるかもしれません。私は実際に言われました。
ですが、繰り返しになりますが、命懸けで産むのは自分なんです。痛い思いをするのも、十月十日頑張ってお腹で我が子を育ててきたのも、自分なんです。(そしてお金を出すのも自分たちです。ここ重要)
何か周囲が言ってきたとしても、その人たちがお産を代わってくれるわけではないんですよね。
あなたはそう考えているのね〜。そうなんだね〜と流してしまいましょう。
頑張るのは自分と赤ちゃんです。自分が選んだ選択に自信を持って、お産に挑むことが一番大事なのではないかなと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!では、また次回の記事で。
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