藤井聡太二冠が豊島将之竜王に公式戦初勝利! 第14回朝日杯将棋オープン戦本戦棋譜

昨日の朝日杯は盛り上がっていましたね!!今後の流れも気になりますが、豊島先生と藤井先生の対局がとても良かったので簡単に記録に残しておきます。

角換わりの腰掛け銀対早繰り銀対決。最新系の対決です😎

目次

豊島将之 竜王 vs. 藤井聡太 二冠 第14回朝日杯将棋オープン戦本戦 棋譜

記譜詳細は朝日杯公式HPより

開始日時:2021/01/17 14:00:00
終了日時:2021/01/17 15:47:00
棋戦:朝日杯将棋オープン戦
場所:愛知・名古屋国際会議場
持ち時間:40分
消費時間:94▲40△40
手合割:平手
先手:豊島将之 竜王
後手:藤井聡太 二冠
戦型:角換わりその他

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7七角 △3四歩 ▲6八銀 △7七角成
▲同 銀 △2二銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △3三銀 ▲3六歩 △6二銀 ▲4六歩 △4二玉
▲3七桂 △5二金 ▲7八金 △7四歩 ▲4七銀 △7三銀 ▲4八金 △6四銀 ▲5六銀 △7五歩
▲同 歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲2五歩 △3五歩 ▲2四歩 △2二歩 ▲4七銀 △3六歩
▲同 銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲同 銀 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛 ▲4五桂 △3九銀
▲2九飛 △4八銀成 ▲同 玉 △3七歩 ▲4七銀 △2四飛 ▲3三桂成 △同 金 ▲2五銀 △7四飛
▲7七歩 △5五桂 ▲8三角 △5四飛 ▲3七玉 △3五歩 ▲4五銀 △8四飛 ▲5六角成 △4七桂成
▲同 馬 △4四歩 ▲5六銀 △1三桂 ▲4八玉 △2五桂 ▲同 馬 △3六銀 ▲5二馬 △同 玉
▲2二飛成 △3二銀 ▲5五桂 △3七角 ▲5八玉 △8六歩 ▲同 歩 △8七歩 ▲同 金 △7八角
▲6六歩 △5九金 ▲6八玉 △8七角成 ▲投了
まで94手で後手の勝ち

先手:豊島将之 竜王
後手:藤井聡太 二冠

昨日の朝日杯の藤井二冠と豊島竜王の将棋が面白かったですね!!

藤井聡太二冠が豊島将之竜王に公式戦初勝利! 第14回朝日杯将棋オープン戦本戦

個人的には藤井二冠の指したこの8六歩が痺れました。

この手、先に3七に角を打ち王手をかけてからの歩だったのですが、手元に角と金を持っているのでもっと直接迫れば良いのでは!?

とか思っていたら何とこの何気ない歩で先手玉が詰めろになっているのです笑

…緩い手どころか凄すぎる。

例えば先手が3一竜などと緩みのある手を指せば下の動画の流れで即詰みで後手の勝ちになります。

いやあ普通に観戦しているだけではこの凄さを理解出来ないですよね。

直接先手が王手で攻めても詰ませられないのでこの歩は取るしかないのですが、そのまま綺麗な流れであっという間に挟撃体制を作り受けなしに追い込んで藤井二冠の勝利となりました。

ちなみに同歩と取ったのちの☖8七歩打に対して☗同金と取ってしまった手が敗着で、そのタイミングで☗6八玉であればまだ難しい展開だったかなとのお話がありました。ただ、この歩もまた詰めろになっていて(☖4九角☗6八玉☖5九角成☗7九玉☖6九金まで)、心理的に取ってしまいますよねえ…

☗6八玉の早逃げが有効だったか…

豊島竜王がラスボスとか呼ばれていて笑ってしまった👀

後半の攻めの切れ味は本当に見事ですね。

そして豊島竜王に初勝利おめでとうございます😊

そもそも早繰り銀には腰掛け銀の方が有利という定説だったはずなのですが、最近はその定説が通用しなくなってきているのかも知れませんね。

多田、最近流行りの先手の早い段階での端歩の打診。

これが生きる展開になりやすいのは先手の方がそのまま早繰り銀で行く場合が多いようなのですが、

今回はそのように見せかけて腰掛け銀にしました。端歩がついてあったので角打ちからの掛け合いのチャンスも減っていたので結果としては先手の打診が不必要だった可能性もありますね。

☖1三桂と端から活用されて攻め駒だった銀を逆に攻められてしまいました。

将棋って本当に少しの違いで全然違くなるので面白いです。

私としてはどちらの棋士もファンなのでまた良い将棋を2人には指して頂いてファンの方々を楽しませて欲しいです😊

それではまた。

豊島将之 竜王 vs. 藤井聡太 二冠 第14回朝日杯将棋オープン戦本戦

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