[棋譜巡り]藤井聡太二冠 対 中村太地 七段 相掛かり☖7四歩

さてさて、今回も自分の勉強のために棋譜を振り返っていきたいと思います。

今回は藤井聡太二冠と中村太地七段とのB級順位戦の最終局ですね。

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藤井二冠は今期の順位戦は全勝で圧巻の強さですが、この対局も綺麗に勝ち切りましたね☺️

自分なりに振り返ってみたいと思います。それでは始めます。

目次

藤井聡太 王位・棋聖 vs. 中村太地 七段 第79期順位戦B級2組11回戦 棋譜

開始日時:2021/03/10 10:00:00
終了日時:2021/03/10 23:36:00
棋戦:順位戦
場所:関西将棋会館
持ち時間:6時間
消費時間:127▲360△360
手合割:平手
先手:藤井聡太 王位・棋聖
後手:中村太地 七段
戦型:相掛かり

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲6八玉 △7四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲7四飛 △7三銀 ▲7六飛 △6四銀
▲2六飛 △3四歩 ▲7六歩 △4二玉 ▲2二角成 △同 銀 ▲8八銀 △7二金 ▲3六歩 △7三桂
▲3五歩 △同 歩 ▲7七銀 △8四飛 ▲6六歩 △5五銀 ▲5八金 △2四歩 ▲4六歩 △6四飛
▲3七桂 △6六銀 ▲同 銀 △同 飛 ▲6七金右 △6四飛 ▲5五銀 △7四飛 ▲4五桂 △1五角
▲2九飛 △3六歩 ▲4九銀 △8六歩 ▲同 歩 △8八歩 ▲同 金 △3七歩成 ▲6四歩 △4七と
▲2六歩 △6五桂 ▲7七桂 △5七と ▲同 金 △同桂成 ▲同 玉 △7六飛 ▲6八桂 △7五飛
▲6六銀 △7三飛 ▲1六歩 △6四歩 ▲7四歩 △8三飛 ▲1五歩 △4四歩 ▲3九飛 △3七歩
▲同 飛 △3六歩 ▲同 飛 △3五歩 ▲同 飛 △3四歩 ▲同 飛 △4三銀 ▲3九飛 △4五歩
▲8五桂 △6五歩 ▲同 銀 △4六歩 ▲7三歩成 △3八歩 ▲8三と △3九歩成 ▲7二と △5五金
▲4八銀 △4七歩成 ▲同 銀 △4五桂 ▲6七玉 △6六飛 ▲7八玉 △6五飛 ▲6二飛 △3三玉
▲6五飛成 △同 金 ▲3六飛 △2三玉 ▲4四歩 △6七銀 ▲8七玉 △3四銀 ▲4一角 △3一銀
▲3四飛 △同 玉 ▲5二角成 △4四玉 ▲3四金 △5五玉 ▲4四角 △投了
まで127手で先手の勝ち

相掛かりから始まったこの将棋。

先手の藤井聡太二冠が☗6八玉としたのを見て後手の中村太地七段は☖7四歩としました。

これは先手に歩を差し出す代わりに銀を前に進めて攻めの速さで優勢を築こうとしている手です。

飛車が元の位置に戻るまでの間に☖6四銀と進出出来ていますが、損得勘定は難しいかも知れません。

先手はその代わりに2歩持っているので、五分といったところでしょうか。

角道を開けて攻めやすくしていますが、☖4二玉を見て角交換に踏み切りましたね。

重たい自陣の形をほぐしたかったから。という事でしょうか。

個人的にはこの☗3五歩が意外でした。こんなに早いタイミングでここを突いている将棋は珍しいのでは?と思いましたが、

飛車の横効きが通って良さそうに感じます。

後手が銀の位置が素早いですし、先手もそれに合わせたという事になりますかね。

☖7四飛車と浮きましたが、これは桂頭を保護している事と、攻めに重点を置いているという点。

また、☗3四と歩で拠点を置く手も見えているので、それを防ぐ為の手ですね。この辺りはなるほど〜と感心してしまいますね☺️

☗3七桂と上がったこの局面。中村七段は銀交換に行きましたが、その後の藤井二冠の☗5五銀打が厳しく徐々に劣勢になっってしまいました。

なので、代わりに☖3四飛車でどうだったか🤔

☗4七銀と上がって守ると☖1五角打が生じ、後手の方が良さそうです。

ですので、☖6七角打くらいですが、そのタイミングでまた6筋に戻り、そこで銀で突進する。

そちらの方が、角を手放している先手が厳しくなりそうです。

なので、いきなり銀交換は少し早かったのかな〜と思われます。

また、☖1五角打の後に☖3六歩と攻めましたが、結果をみると角を取られてしまったので、飛車を引かれたタイミングで☖4八角成と勝負した方が良かったのかも知れません。ですが、どちらでも既に後手の方が劣勢気味です😥

☖4八角成の検討

力強い追い詰め方

☖6五飛と銀を取り、攻め駒を補充し、守りにも効かせた一手だったが、この手を指さないと後手玉は☗5一角打から危なそうな状況でした。

この局面は何が正解なのだろう?と思っていると、力強い☗6二飛打としました。

これはかなり実践向きな手ですね!放置はできないし、飛車で取られてもと金が玉の近くに移動するので、追い詰められそうです。

という事で、☖3三玉と逃げましたが、ここからの組み立て方はとても参考になる流れでしたね〜。

なんと☗3六飛打から!!

いやあ〜視野が広い…👀✨

持ち駒を使うと逆転の可能性がなくなってしまうので☖2三玉としましたが、そこで☗4四歩打が厳しい一着でしたね。

これは☖同銀と取ると☗3四角打から詰んでしまいます。

なので☖3四銀と逃げますが、☗4一角打ちがまた厳しい。

本譜は☖2一銀として追い込まれてしまいましたが、ここは分析してみると、☖4二飛打の方が粘れた感じですね。

言われてみれば納得ですが、攻めれなくなりそうなので、実践で指すのはなかなかに難しいですね💦

☖4二飛打の検討

最後は角の効きを使って華麗に詰ませました。

投了図以下はこのような流れで即詰みです。

投了図以下の流れ

まとめ

中村太地七段の意欲的な序盤の作戦を逆用し、少しづつ優勢を築いていったのが印象的な一局でしたね。

正直、歩を差し出してまで早く攻めているんだから、後手が勝つ展開もあって良い感じもするのですが、実際はなかなかに難しいんですね😭

参考になる一局でした。

それではまた次回。

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