三枚堂達也七段 対 高見泰地七段 叡王戦棋譜[雁木と矢倉の戦い]

Hasの棋譜巡り。

今回は雁木と矢倉の一局。

雁木好きな私としてはプロの先生が指していただけるとワクワクしてしまいます🥰

それでは始めます!

目次

三枚堂達也 七段 vs. 高見泰地 七段 第6期叡王戦段位別予選七段戦 棋譜

開始日時:2021/03/19 19:00:00
終了日時:2021/03/19 21:54:00
棋戦:叡王戦
場所:東京都渋谷区「シャトーアメーバ」
持ち時間:1時間
消費時間:133▲60△60
手合割:平手
先手:三枚堂達也 七段
後手:高見泰地 七段
戦型:矢倉

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7七角 △3四歩 ▲6六歩 △3三角
▲7八銀 △6二銀 ▲4八銀 △7四歩 ▲3六歩 △2二銀 ▲6七銀 △5五角 ▲3七桂 △3三銀
▲7八金 △4一玉 ▲5八金 △5二金 ▲1六歩 △1四歩 ▲6九玉 △9四歩 ▲9六歩 △4四歩
▲5六歩 △7三角 ▲6八角 △6四歩 ▲4六歩 △6三銀 ▲4七銀 △5四銀 ▲7七桂 △3一玉
▲2九飛 △4二金右 ▲5五歩 △同 銀 ▲8五桂 △同 飛 ▲5六歩 △6六銀 ▲同 銀 △8二飛
▲7五歩 △8八歩 ▲7四歩 △8四角 ▲6七歩 △6五歩 ▲同 銀 △8九歩成 ▲4五歩 △9九と
▲4六角 △9二飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲2三歩 △6一香 ▲7三歩成 △同 桂 ▲7四銀 △6六歩
▲同 歩 △5四桂 ▲7三角成 △同 角 ▲同銀成 △6六桂 ▲6三歩 △5八桂成 ▲同 玉 △8四角
▲4八銀 △7三角 ▲8三角 △7二銀 ▲7四角成 △9五歩 ▲6五桂 △8二角 ▲4四歩 △9四飛
▲7五馬 △9三角 ▲同 馬 △同 香 ▲4三桂 △同金直 ▲同歩成 △同 金 ▲4五桂 △8五角
▲7六歩 △同 角 ▲6七金 △同角成 ▲同 玉 △4二玉 ▲3三桂成 △同 桂 ▲3二銀 △7五桂
▲5八玉 △4四飛 ▲4三銀成 △同 玉 ▲2一角 △5二玉 ▲5五角 △6六桂 ▲4九玉 △5八金
▲3八玉 △4八金 ▲同 玉 △5八桂成 ▲3八玉 △4七飛成 ▲同 玉 △4六歩 ▲同 角 △4八金
▲3七玉 △4五桂 ▲2八玉 △投了
まで133手で先手の勝ち

KENTOより引用
三枚堂達也七段 対 高見泰地七段 叡王戦棋譜[雁木と矢倉の戦い]

角換わり拒否の局面から先手が雁木、後手が矢倉の戦いになりました。

個人的にこういう戦型はかなり好きなんです♪

角道を止めた雁木が速攻を受けずにある程度駒組みを進められる将棋が最近はなく、いつも相手が急戦作になってしまうので悲しいんですよね🥲

ですが、今回は先手の三枚堂達也七段が上手く組みました。

それも、後手の高見泰地七段が矢倉が得意戦法という事もあるかも知れませんが👀

先手は玉周りが薄いですが、その代わりに両サイドの桂馬を跳ねており、手を作りやすそうです。

後手は飛車サイドに角を移動し、攻めの布陣を整えようとしているタイミングで角道が歩で止まってしまっています。

そこに目をつけた三枚堂七段は☗5五歩と突きました。

普通は浮かばない攻め筋ですね。

初見だとえ??って二度見してしまう笑

同歩と取ると、☗8五桂と歩を取り桂馬を捨てて銀を取りに行くという若干無理攻めな感じ。

案の定後手が優勢になってしまいました。

欲張った手

三枚堂達也七段 対 高見泰地七段 叡王戦棋譜[雁木と矢倉の戦い]

若干優勢になった後手の高見七段はさらに優勢を拡大しようと角の効きを通す為に☖6五歩と指しました。

この手がどうだったか。

ここで歩を渡した事が後に影響し、☖2三歩打と玉の逃げ道に垂らされてしまいました😅

なのでここは無難に☖8九歩成で良かったかなと。

決め手は金取りでは無かった😭

この局面。

桂馬で金の両取りがかかっています。なので、迷わずとってしまいそうですが…

三枚堂達也七段 対 高見泰地七段 叡王戦棋譜[雁木と矢倉の戦い]

正着は☖6四角打でした。後手の攻めの成銀と浮いている桂馬の両取りをかけられたんです🙄

これもなかなかに気付きにくい…

ここを逃してしまい三枚堂七段に逆転されてしまいました。

☖6四角打の考察

厳しい☗4三桂打

三枚堂達也七段 対 高見泰地七段 叡王戦棋譜[雁木と矢倉の戦い]

この桂打ちがキツいですね😅

桂馬3枚が躍動し、黒い三連星みたいです笑

これがキツい理由は☗2三の歩が残っているので玉の逃げ場所が極端に狭いという事です。

なので、前の場面で優勢を築こうと欲張った手がここで響いてしまいました😱

本譜は金で取りましたが、これもなんと☖4一玉の方が正着だったか…

次の☗6二歩成からの王手飛車の筋が厳しそうだが、ギリギリ耐えてるようです。

痺れる☗3二銀打

三枚堂達也七段 対 高見泰地七段 叡王戦棋譜[雁木と矢倉の戦い]

いやあ〜さすがプロという一着。

出ました銀のただ捨て‼(•’╻’• ۶)۶

これはとってしまうと、☗2一角打ちから寄せますよ〜という手なので取れず。

かといって放置すると、☗3一角打から詰み筋があります🤣

なので受けるしかありません。

☗3一角打からの詰み筋

その後高見七段の最後の追及が続きましたが、不詰を見切っていた三枚堂七段が華麗に逃げきり勝利となりました。

まとめ

雁木の戦いで意表の出だしから劣勢になりながらもチャンスを逃さず勝利を引き寄せた一局でした。

攻め合いになった際に自玉は薄いけど攻めのバランスが良いのが魅力的ですよね☺️✨

とても参考になる一局でした。

それではまた🙌🏻

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