[ゴキゲン中飛車対策棋譜]佐藤天彦 九段 対 久保利明九段 ヒューリック杯棋聖戦

Hasの棋譜巡り。

毎回気になる棋譜を自分の勉強の為にもまとめています。

今回は面白い局面が多かったゴキゲン中飛車についてです。

それでは始めます!

目次

佐藤天彦 九段 vs. 久保利明 九段 第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント 棋譜

開始日時:2021/03/27 10:00:00
終了日時:2021/03/27 17:05:00
棋戦:棋聖戦
場所:東京・将棋会館
持ち時間:4時間
消費時間:115▲175△164
手合割:平手
先手:佐藤天彦 九段
後手:久保利明 九段
戦型:ゴキゲン中飛車

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛 ▲4八銀 △5五歩 ▲6八玉 △3三角
▲3六歩 △4二銀 ▲3七銀 △5三銀 ▲4六銀 △4四銀 ▲7八銀 △7二銀 ▲3七桂 △6二玉
▲7七銀 △5六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲4五桂 △4二角 ▲6六銀 △7一玉 ▲6五銀 △5一飛
▲5四歩 △5二歩 ▲5八金右 △8二玉 ▲3八飛 △3二金 ▲7八玉 △1四歩 ▲9六歩 △9四歩
▲1六歩 △1二香 ▲3九飛 △8四歩 ▲6八金直 △8三銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 銀
▲同 飛 △3三歩 ▲3九飛 △7二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲3四歩 △同 歩 ▲1一角成 △1三香
▲3四飛 △3三歩 ▲2四飛 △2三歩 ▲2九飛 △4四歩 ▲5三歩成 △同 歩 ▲2二歩 △4五歩
▲2一歩成 △3四歩 ▲4四桂 △3三角 ▲3二桂成 △1一角 ▲同 と △4六歩 ▲2三飛成 △4七歩成
▲同 金 △4六歩 ▲同 金 △3七角 ▲5七銀 △5五銀 ▲3六金 △1九角成 ▲4二成桂 △7一飛
▲5二成桂 △5一香 ▲同成桂 △同 飛 ▲3二龍 △2九馬 ▲5六歩 △4四桂 ▲6二金 △5六銀
▲同銀直 △同 桂 ▲7二金 △同 銀 ▲8三香 △同 玉 ▲7四銀 △同 歩 ▲同 銀 △9三玉
▲8二角 △9二玉 ▲9一角成 △同 玉 ▲9二金 △投了
まで115手で先手の勝ち

[ゴキゲン中飛車対策棋譜]佐藤天彦 九段 対 久保利明九段 ヒューリック杯棋聖戦
KENTOより引用
[ゴキゲン中飛車対策棋譜]佐藤天彦 九段 対 久保利明九段 ヒューリック杯棋聖戦

後手の久保利明九段のゴキゲン中飛車に対して、先手の佐藤天彦九段は工夫の駒組みを見せました。

☗7八銀と片美濃囲いを作った事ですね。

それを見て久保九段も先に☖7二銀と美濃囲いを優先しました。ここは☖6二玉もありそうですが難しい所。

そして玉形を整理する前に☗3七桂と攻めの形を作りました。

桂馬の跳ねの攻めが考えられるので、ここは飛車先を守るという意味でも☖6二玉の一手かなという所ですが、

ここで意欲的に☗7七銀と出ました。

この銀が意外とうるさいかも…

先手の桂、銀銀で攻められると振り飛車も厳しそうなので、このタイミングで☖5六歩と突き捨てを入れました。

先手の角道が止まっているので今がチャンスという事なのでしょうか?

結果を見るとこの突き捨ては良かったのか、悪かったのかは判断が難しい所ですが、押さえ込まれないように工夫が必要だったのかもしれませんね。

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そして、飛車がまだ引けないタイミングでのこの☗4五桂の跳ねが居飛車側が気持ちの良い展開ですね✨

先手玉は薄いままですが、攻めが早そうなので、特に不満のない展開だと思います。

この時に本譜は無難に☖4二角と引きましたが、ここで☖1五角を見たかったなあ〜(ノ∀`*)❤︎

激しい順になるので、検討してみました。

まあ、角を上がった段階で玉が逃げる手もあるので、まるで違った流れになってしまいますが…笑

銀の立ち上がり

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飛車を抑え込む為に☗5五歩打ちではなく、銀を立ちましたね👀✨

ここで☗5五歩とすると、☖3五歩や☖1五角もあるので意外と手に困らないかもしれません。

先手の桂跳ねがしている分、端歩を突いていないのは重荷になっていますね😥

この局面を分析してみても最善手は☗6五銀でした(*´꒳`*)

7六歩も守っているし、相手の玉にもプレッシャーもかけられるし、指されてみれば成る程ですね〜🥰

飛車を引く一手ですが、ここで☗5四歩と打ち、飛車先を押さえました。

ここで☖5二歩打がかなり手堅い印象ですね😥

飛車先が重たいので何か違う手はなかったか…

ここで☖6四歩もあったかと思います。

これはなかなか良い勝負かな…🤔?

優勢を広げる歩突き

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駒の働きや陣形のバランスを見る限り、先手が優勢な局面かなあ〜という所ですが、この局面で☗2四歩としました。

ここに手が行くってやっぱりプロって凄い…!

取らなければ歩成からの銀打ちとかもありますし、取るしかないですがその後の☗3四歩がより厳しくなっていますね😅

2筋が突いてあれば飛車も移動できるし、歩打ちの筋も発生するので基本的には得ですよね。

こういう細かい配慮をして、攻め筋を増やしながら手を作っていくんですね〜

いや〜勉強になるわ🤔

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☖3四歩も結果を見るとどうだったのか。

この後の☗4四桂打ちが厳しく、綺麗に交換になったけど、先手優勢は変わらず…

このタイミングで☖6四歩とでもすべきだったのかもしれません。

切れ味の良い詰み筋

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この対局の見所はやっぱりこの局面ですかねえ〜

なんと、ここから詰ませに行きました👀✨

6五に銀を残した順番にしたのは詰みを狙っていたからでした。

詰みの順番わかりますか?

一度ゆっくり考えてみて下さい。

☗7二金から入り、☖9一に玉が逃げる手は☗8二銀打ちから詰み。

なので、同銀の一手ですが、ここで、☗8三香打とするのが見えるかですねえ〜✨

いやあ〜カッコ良い🥰

☖9三玉の場合

☖9三玉と逃げても気持ちよく詰みます。

という事で、同玉としましたが、☗7四銀が決めてですね〜カッコ良い…✨

☖同歩に☗7四銀と突っ込んで更なる攻めが厳しい。

本譜は☖9三玉としましたが、☗同銀と取っても詰みです。

これは☗7二龍とします。

本譜は☗7四銀に☖9三玉に☗8二角打としました。これでも詰むんだなあ〜見えない…🤣

同玉は☗8三金打から詰み。

☗9二玉に☗9一角成と行くのがお洒落ですね〜✨

この辺がお洒落とか言っている私ちょっとヤバいかもですが、自分だとなかなかこういう洒落た順番では指せないので…笑

逃げると金打ちで詰みなので、同玉に決め手の☗9二金打ち!

これは同玉には☗7龍で決まりますので投了となりました。

まとめ

久保利明九段のゴキゲン中飛車に対して、佐藤天彦九段が工夫を凝らした快勝譜となりました。

全体を通して、参考になる手筋が多かったので、定期的に見直したい一局だと思いました。

最後の詰ませ方が、流石お洒落番長といった感じですね🥰

今後の活躍も期待です♪

それではまた🙌🏻✨

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