[棋譜巡り]斎藤慎太郎 八段 vs. 佐藤康光 九段 第79期順位戦A級7回戦

Hasの将棋棋譜巡り。

普段見ていて気になった棋譜を自分なりに紹介しています。

今回気になった将棋の棋譜は2021年1月12日に行われたA級順位戦の斎藤慎太郎 八段と佐藤康光 九段の一戦です。

自分好みの爽やかな攻めをご覧下さい。

それでは始めます。

目次

斎藤慎太郎 八段 vs. 佐藤康光 九段 第79期順位戦A級7回戦

開始日時:2021/01/12 10:00:00
終了日時:2021/01/13 0:20:00
棋戦:順位戦
場所:東京・将棋会館
持ち時間:6時間
消費時間:121▲352△353
手合割:平手
先手:斎藤慎太郎 八段
後手:佐藤康光 九段
戦型:その他の戦型

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲6八玉 △4三銀 ▲5八金右 △3二金
▲2五歩 △8四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △8五歩 ▲7八銀 △5四歩
▲4六歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲4七銀 △6二銀 ▲7九玉 △5三銀
▲5六銀 △5二金 ▲3六歩 △6二玉 ▲9六歩 △9四歩 ▲6六歩 △5一玉 ▲6五歩 △4一玉
▲3七桂 △3一玉 ▲1六歩 △1四歩 ▲6七金 △4二金右 ▲6六角 △3三桂 ▲8八玉 △2一玉
▲7七桂 △7四歩 ▲5八金 △6四歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲6五歩 △5三銀 ▲4七金 △8三飛
▲3五歩 △同 歩 ▲3六歩 △5五歩 ▲同 角 △7三桂 ▲3五歩 △5四銀直 ▲6四角 △5三歩
▲5五銀 △同 銀 ▲同 角 △3六歩 ▲同 金 △4七銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲2三歩 △同 金
▲2五歩 △1三金 ▲1五歩 △同 歩 ▲2六金 △3六歩 ▲1五金 △3七歩成 ▲2九飛 △3八と
▲2七飛 △5八銀不成 ▲2四金 △6七銀成 ▲同 銀 △6六歩 ▲同 角 △8五桂 ▲1三香成 △同 角
▲同 金 △同 香 ▲2三銀 △2二歩 ▲1一銀 △3一玉 ▲2二銀右不成 △4一玉 ▲6三角 △5一玉
▲7二角成 △7七桂成 ▲同 角 △8五桂 ▲6二金 △4一玉 ▲8三馬 △7七桂成 ▲同 玉 △5九角
▲6八桂 △投了
まで121手で先手の勝ち

先手:斎藤慎太郎 八段
後手:佐藤康光 九段
戦型:その他の戦型

相居飛車の戦いで、お互い飛車先の歩は守らず駒組みを優先していきます。

斎藤八段は居角左美濃急戦調の囲い。対する佐藤九段は雁木調の囲い。

どちらの囲いもとても好きなのでワクワクしながら見ていました✨

雁木なので、玉の位置は割と自由な要素もあり、右玉を見せられて角道を止めながらも歩を突き出して牽制していきます。

結局右玉には組まずに雁木側に玉を進めるのですが、その流れをうまく利用し、斎藤八段は角を上がった形の高美濃囲いの好形を作り準備は万端になりました。

ただ、相手の守りも固く、攻め手にかけます。

そこで繰り出して行くのが…金というね。

凄い発想力!

[棋譜巡り]斎藤慎太郎 八段 vs. 佐藤康光 九段 第79期順位戦A級7回戦

6九にいた金が、スルスル〜と4七まで移動し、そして歩の叩きの連続手筋。

いつの間にか棒金のような流れに。この攻めは思いつきませんでした。流石プロです😂✨

個人的に気になる一手

[棋譜巡り]斎藤慎太郎 八段 vs. 佐藤康光 九段 第79期順位戦A級7回戦

☖4七銀打と金取りに当ててきます。普通は☗2六金と逃げる感じですが、飛車先が重たくなるので、☗2六飛車くらいですが、優生を意識してなのか、ここで強気に☗2四歩と指しました。

何気ない一手に見えてなかなか指せません。

そしてこのまま後手は金を取ると☗2三歩成から角を取られ攻めに使われてしまいそうです。

☖3六銀と進めた場合の検討手順

そのまま金を取りに行くと多分こんな感じ。

☗6一角打ちが良く効いていて後手が苦しそうです。

最後は☗3四と銀を打っていますが、飛車を追う☗8二銀打ちも考えられ先手の方が優勢かと。

☖3七銀成までした場合

銀桂交換にはなりますが、陣形を崩し易い先手が有利な局面になるようです。

という事で同歩しかないかなと思うのですが、その後の叩きもまた手筋で勉強になりますね😳

歩の連打、突き捨ての手筋により後手は金を取る余裕はなく、そのまま金を攻めに活かす事が出来ています。

ですので、あの最初の歩の踏み込みが良かったという事ですね。

さらに、精算が終わった後のこの銀打ちが痺れますね…!!

[棋譜巡り]斎藤慎太郎 八段 vs. 佐藤康光 九段 第79期順位戦A級7回戦

取ると頭金で詰み。☖2三歩と銀をとっても☗2二金打で詰み。

逃げるしかないのですが、そのまま挟撃体制を築き

綺麗に勝ちきりました。

勝った斎藤八段はこれでA級順位戦を6勝1敗とし、単独首位の状況になっています。

素晴らしい棋譜をありがとうございました✨

今後の活躍も期待してしまいますね☺️

動画で流れを見ると金の移動が見事なのでもう一度振り返ってみてくださいね♪

それではまた次回。

先手:斎藤慎太郎 八段
後手:佐藤康光 九段
戦型:その他の戦型
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