[棋譜巡り]豊島将之竜王 vs. 佐藤康光九段 第79期順位戦A級8回戦

Hasの棋譜巡り。

日々の生活の中で気になる将棋の棋譜を自分の勉強の為にもまとめて検討しています。

今回気になったのはこちら!

目次

豊島将之竜王 vs. 佐藤康光九段 第79期順位戦A級8回戦 棋譜

開始日時:2021/02/03 10:00:00
終了日時:2021/02/04 0:44:00
棋戦:順位戦
場所:関西将棋会館
持ち時間:6時間
消費時間:124▲359△359
手合割:平手
先手:豊島将之 竜王
後手:佐藤康光 九段
戦型:角換わりその他

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8八角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲6八玉 △5四歩
▲7八玉 △2二飛 ▲4六歩 △2四歩 ▲3六歩 △6二玉 ▲3七桂 △7二玉 ▲7七角 △6二銀
▲5八金右 △3二金 ▲4七銀 △2三飛 ▲2五歩 △同 歩 ▲同 飛 △2四歩 ▲2九飛 △2二銀
▲5六歩 △3三桂 ▲4八金 △1四歩 ▲5八金左 △2五歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲3四歩 △2六歩
▲3八金 △2四飛 ▲3三歩成 △同 銀 ▲8六歩 △1五歩 ▲8五歩 △7一金 ▲2五桂 △4四歩
▲3三桂成 △同 金 ▲8六角 △3二金 ▲2五銀 △2一飛 ▲2六飛 △4三金 ▲2二歩 △5一飛
▲7七桂 △5五歩 ▲同 歩 △5六歩 ▲4五歩 △同 歩 ▲4八金右 △4四桂 ▲4五桂 △2四歩
▲同 銀 △3六桂 ▲同 銀 △同 歩 ▲同 飛 △5五飛 ▲8四歩 △同 歩 ▲8二歩 △4七歩
▲同金左 △5七歩成 ▲同金寄 △5九銀 ▲6五桂 △4八銀不成 ▲5六金 △3五歩 ▲8一歩成 △同 玉
▲2六飛 △2五歩 ▲5五金 △2六歩 ▲5八歩 △8五飛 ▲7七角 △5七歩 ▲8六歩 △5八歩成
▲8九玉 △6九角 ▲7九飛 △6五飛 ▲同 金 △8七桂 ▲6九飛 △同 と ▲8三桂 △7九と
▲9八玉 △9九桂成 ▲同 玉 △8九金 ▲9八玉 △7八と ▲7一桂成 △同 銀 ▲5一飛 △7七と
▲同 銀 △7八角 ▲9九桂 △同 金 ▲投了
まで124手で後手の勝ち

今回はA級順位戦第8局。豊島将之竜王と佐藤康光九段との一局。

後手の佐藤九段は代名詞とも言えるダイレクト向かい飛車での戦いになりました。

ここ数年何回か見た事がありましたが、なかなか結果に結び付かず。

ただ、その都度改良が加えられています。

今回はなんとこんな形になってしまいました‼︎

[棋譜巡り]豊島将之竜王 vs. 佐藤康光九段 第79期順位戦A級8回戦

先手の豊島先生の形はまだ自然な感じなのですが、後手の佐藤先生のこの形…

ちょっと見慣れなすぎてビックリです…😳

玉の囲いも美濃囲いにもなっておらず、金は飛車の近くに。

そして見慣れない☖2三飛の形。

ちょっと独創的すぎませんか笑

こんな形佐藤先生にしか指しこなせませんね…🤣

この飛車上がりは角道から逃れる為の一手で銀と金の形をほぐすための準備の手になるわけですが、

この発想は出ないです…

そのまま自然な流れの手が続きます。

早速桂をとった豊島さんが優勢なのかな〜と思ってみていると段々ともつれて複雑な局面に🥺

気になる一手

[棋譜巡り]豊島将之竜王 vs. 佐藤康光九段 第79期順位戦A級8回戦

個人的にはこの85手目の☗6五桂がどうだったのか。

桂馬を跳ねることにより、角のラインが空き、守備に効くのと、銀に当たっているので良く見えるが、そのまま後手はボロッと金が取れてしまう。

その後先手の飛車も攻められるような展開になってしまい後手の攻めが間に合ってしまったので、先に先手の飛車が攻めになり込めるような展開を考えるべきだったか。

☗8一歩成と踏み込んだ場合に考えられる手順

玉の陣形を崩してから☗4五に金を上がり飛車を追う展開も良かったのかも知れない。

[棋譜巡り]豊島将之竜王 vs. 佐藤康光九段 第79期順位戦A級8回戦

そして何気なく歩で手を作っていく佐藤九段。

この歩成が地味に詰めろになっているので先手は飛車を取ることが出来ない。

取ってしまうと、角打ちから詰み…🥲

ということで玉の早逃げで対応しますが、☖6一角打で詰めろ。仕方ないので飛車を投入。

そこからの佐藤先生の寄せ方が痺れますね〜😂

なんと飛車切りからの桂打ち!!そこからの自玉に詰みがない事を見切って怒涛の攻めで勝ちきりました…!

詰めろ詰めろで迫るのが上手いですねえ〜芸術的です🥰

ちなみにこの局面、実践では佐藤九段が☖7八角打ちとし、詰めろで迫ったのですが、

☖9九飛車打から詰みそうでは…🤔!?

と思って並べてみたけどギリギリ詰まず。というか、玉に逃げられて逆転模様になってしまいました…

結構ギリギリの戦いですね。

投了図以下は金を取ると飛車を一つ離して☖7九飛打から詰み。

逃げても以下の流れで詰みとなります。

まとめ

佐藤九段のダイレクト向かい飛車がかなり改良され、力戦模様に持っていけて互角に戦えるのが分かりましたね🥰

こんなアクロバットな将棋をA級の順位戦で行われているのですから、本当に将棋って奥が深いですね…!!

また佐藤先生のダイレクト向かい飛車が見たくなる、そんな一局でした。

素晴らしい将棋をありがとうございました。

また勉強させてください。

それではまた次回🙌🏻

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