[相掛かり☗2六飛]渡辺明 名人 対 斎藤慎太郎 八段 第79期名人戦七番勝負 第2局

Hasの棋譜巡り。

毎回気になった棋譜を簡単にまとめています。

今回は名人戦第二局。

それでは始めます☕️

目次

渡辺 明 名人 vs. 斎藤慎太郎 八段 第79期名人戦七番勝負 第2局 棋譜

開始日時:2021/04/27 9:00:00
終了日時:2021/04/28 17:27:00
棋戦:名人戦
場所:福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
持ち時間:9時間
消費時間:91▲432△474
手合割:平手
先手:渡辺 明 名人
後手:斎藤慎太郎 八段
戦型:相掛かり

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲3六歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲5八玉 △6二玉 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
▲2六飛 △3四歩 ▲8七歩 △8四飛 ▲7六歩 △7四飛 ▲2二角成 △同 銀 ▲8八銀 △7六飛
▲7七銀 △7四飛 ▲3七桂 △9五歩 ▲同 歩 △9七歩 ▲2五飛 △3三桂 ▲8五飛 △8四歩
▲5五飛 △2八角 ▲1八香 △1九角成 ▲8二角 △3五歩 ▲同 飛 △1八馬 ▲9一角成 △1七馬
▲6五飛 △2四飛 ▲9四歩 △2八馬 ▲9三歩成 △同 桂 ▲7四歩 △8五桂 ▲7六銀 △7四歩
▲7三歩 △同 銀 ▲8五銀 △同 歩 ▲7三馬 △同 玉 ▲8五飛 △6四歩 ▲8一飛成 △7二銀
▲9二龍 △8一香 ▲7五歩 △6二玉 ▲5五桂 △8三角 ▲6三銀 △5一玉 ▲7二銀不成 △9二角
▲6一銀不成 △4二玉 ▲4六香 △4四歩 ▲3五銀 △8三角 ▲4四香 △同 飛 ▲同 銀 △6一角
▲6二飛 △投了
まで91手で先手の勝ち

相掛かりになった名人戦第二局のこの局面

前例は2021年2月10日に行われた

増田康宏 六段 vs. 遠山雄亮 六段 第34期竜王戦3組ランキング戦

のようです。

☖7四飛の後に前例では☗8二角と打ち込んで行きましたが、さらに激しく☗3七桂。

この陣形はバランスが取れていて美しいです✨

後手としては☖3三銀と上がりにくくなっていたり、先手の攻めが厳しそうなのを感じるので焦らされている感じです。

ですからこのタイミングで攻めあうか、守るか。

☖3五歩としても飛車の効きが広くなりそうなので、やはり端からでしょうか。

今回は☖9八歩打と抑えずに一歩節約して☖9七歩打としましたが、☗2五飛車が良い手ですねえ☺️

同香ととってしまうと☖1八角打の筋があり後手が有利そうでした。

急所のじっと☗9四歩

☖の2四飛車を見てじっと☗9四歩と突きましたがこれが見た目以上に厳しいですね。

相手の玉の近くですし、この後☖9三桂と取らせれば玉のこびんが弱くなったり、☗1五飛の筋もありますし。

こういう所に自然に手が伸びる名人ってやっぱり凄い!!

9三とを放置して☖3八馬と切り込むのを検討してみましたが、やはり間に合わなそうですね…😥端のと金が大きいです。

その後の☖8五桂に☗7六銀と上がる手も見事で、その後玉の周りがさっぱりしました。

KENTOより引用

☗7二銀不成が気持ちの良い手ですね✨金で取ると龍が入ってくるのでとれず。

角で取ると☗6三香打が厳しい。

ここからは後手の飛車も攻めつつ、気持ちの良い攻めが入り渡辺名人の勝ちとなりました。

まとめ

https://twitter.com/Shogi_ABEMA/status/1387268961973149697?s=20

最近は相掛かりの将棋が増えている気がします。

というのもやはりAIの恩恵が大きいからでしょうね。

昔は相掛かりの将棋はよく分からない展開になって見ていても面白くなかったのですが、最近はスピード感のある戦いも増えて見応えもあるので、相掛かりが楽しみになってきています🥰

これで名人戦は一勝一敗とイーブンになりましたね。また次が楽しみです♪

それではまた🙌🏻

[相掛かり☗2六飛]渡辺明 名人 対 斎藤慎太郎 八段 第79期名人戦七番勝負 第2局

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