木村一基 九段 vs. 久保利明 九段 第79期順位戦B級1組11回戦

私Hasは将棋を趣味にして10年。

日々プロの先生方の将棋を拝見したり、自分で指したりして楽しんでいます。

そんな経験がそろそろ生きてくる頃かな?

とか思ってみたり笑

自分自身がすごく強いわけではないのですが、観るのは好きなんですよねえ〜!

いわゆる観る将に近いのかな?

興味がある人がいるかは微妙な所ですが、せっかくなので将棋について日々書いていこうかと。

基本は自分が観て面白かった将棋の棋譜を紹介していこうと思います😊

前回はこちら

第二回は先日観てとても勉強になった木村先生と久保先生との対局です。

それでは始めます。

目次

木村一基 九段 vs. 久保利明 九段 第79期順位戦B級1組11回戦

開始日時:2021/01/14 10:00:00
終了日時:2021/01/14 21:19:00
棋戦:順位戦
場所:関西将棋会館
持ち時間:6時間
消費時間:81▲290△263
手合割:平手
先手:木村一基 九段
後手:久保利明 九段
戦型:四間飛車

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △9四歩 ▲9六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二銀 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △4三銀 ▲5六歩 △6二玉 ▲5八金右 △5二金左 ▲5七銀 △7二玉 ▲7七角 △6四歩
▲2五歩 △3三角 ▲8八玉 △7四歩 ▲6六歩 △7三桂 ▲6七金 △8二銀 ▲9八香 △4五歩
▲9九玉 △5四銀 ▲8八銀 △7一金 ▲7九金 △8一玉 ▲8六角 △6五歩 ▲同 歩 △4六歩
▲同 歩 △6五桂 ▲6六銀 △4六飛 ▲5五歩 △同 銀 ▲6五銀 △4九飛成 ▲6九歩 △3九龍
▲5八飛 △4六歩 ▲5五飛 △同 角 ▲6四銀 △4四角 ▲6五桂 △2八飛 ▲7七角 △同角成
▲同 金 △6八歩 ▲7三銀 △9三銀 ▲9五歩 △同 歩 ▲6六角 △4八角 ▲9三角成 △同角成
▲9四歩 △同 馬 ▲7二銀 △9二玉 ▲7一銀不成 △6九歩成 ▲8二銀引不成 △7一角 ▲同銀不成 △7九と
▲8一角 △投了
まで81手で先手の勝ち

先手:木村一基 九段
後手:久保利明 九段
戦型:四間飛車

この対局は久保先生が最近流行りの四間飛車でトーチカ囲いに組んだ将棋です。

トーチカ囲いの良い所は普段の美濃囲いよりも玉が深い位置に囲えるので少し強めの戦い方が出来る事ですね。

そして桂馬の攻めが軽やかに出来て、且つ桂馬が跳んでも端に玉が効いているのでまだ少し固く、そのまま戦えるので最近見直されています。

久保先生はタイトル戦でも使用しており、最近の研究のテーマだと思うのですが、

木村先生は穴熊で対抗します。

気になった局面と流れ

木村一基 九段 vs. 久保利明 九段 第79期順位戦B級1組11回戦

この局面が凄い🙄!!

久保先生が飛車の歩を突き、軽くしてからの桂跳ね。

そして銀を桂馬の前に逃げてしまいました。

そうすると飛車を当然走る訳ですが、飛車先は気にせずに☗5五歩と突き出します。

いやあ〜この攻めは真似出来ない😂

自分の玉が穴熊に囲ってあるので出来る捌きというか、軽い攻めです。

角のラインも塞げていますし、銀の当たりになっているので後手も強く取りますが、そこで銀交換にするのではなく、桂馬をとる辺りがまた上手い…!!

飛車は成られてしまいますが…

木村一基 九段 vs. 久保利明 九段 第79期順位戦B級1組11回戦

底歩を打ち固くして、飛車を追われても銀に当てていきます。

久保先生は☖4六歩打と次にと金攻めを見せて焦らせてきます。

そこでズバッと飛車切り!!穴熊だからこそ出来る思い切った攻め。

そのまま角上がりの位置もうまく活かして☗6四銀と気持ちの良い活用。

そのまま桂馬や端攻め、銀をうまく活用して久保玉を追い込み投了となりました。

久保先生にとっては残念な一局となってしまいましたが、振り飛車側の新たな可能性を感じる指し回しでした😊

こういう新しい将棋をどんどん指してファンを楽しませて欲しいです!

木村先生も千駄ヶ谷の受け師と呼ばれていますが、攻めの組み立て方は私はとても好みなので今後も応援していきたいと思います。

それではまた✨

先手:木村一基 九段
後手:久保利明 九段
戦型:四間飛車
木村一基 九段 vs. 久保利明 九段 第79期順位戦B級1組11回戦

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